『どですかでん』

今月は『勝手に黒澤明月間』である。
これは、TSUTAYAで映画を借りる時は積極的に黒澤作品を借りるキャンペーンである。
これまで、コーエン兄弟月間、行定勲月間があった。
だい3回にして日本映画界の巨匠を迎える。
実は、僕は『七人の侍』途中で見るのを断念した男である。アキチャッタのである。トチューで。
この月間、乗り切る事が出来ようか・・・。
しかし、しかしである。『七人の侍』は試合放棄したが、『天国と地獄』『用心棒』は面白く見ている。『夢』もテレビで見た。
実は月間第1弾として、すでに『赤ひげ』は最後まで見ている。大丈夫だ。この月間、やりきれる。『赤ひげ』は感動すらした。やっぱり“熱い”のだ。この映画も。そして光と陰が印象的であった。

そして今回、第2弾は『どですかでん』である。
本当はイットウ先に見たかったのだが残念ながらその時に限って貸出し中だったのだ。しかも、他の黒澤作品は揃っているのによりによって『どですかでん』だけ。

・・・。

こういう事、よくある。そーゆー星の元に生まれた。
で、念願の『どですかでん』。
前から気にはなっていた。その奇妙な題名。しかし、何か抵抗があった。ナニコレ、ナニコノダイメイ、ナニコノヒトフクピッチピーチダーヨ・・・。
見てどうだったか?
おンもしろかった。
あったかい映画だった。
バラック小屋の集まった町がある。そこに住んでいる人々のそれぞれの生活を描いている。
描き方が、ちょっと変わっている。見ていると、芝居っぽい。
多分、それぞれのキャラクターの性格の特徴を極端な程ディフォルメしているからだ。それぞれのキャラクターの抱える物語も単純化され色がハッキリしている気がする。
そしてそれぞれが抱えている物語は決してハッピーなものではない。では、全て暗い話になってしまうではないか。ところがそうはならない。不幸に対して、キャラクターそれぞれの対応の仕方が違うのだ。
不幸を固くなに許さない者。静かに受け入れる者。温かく包み込んでしまう者。他人から見て不幸に見えてもそうではない者。逃げる者。不幸すら日常として対応してしまう者。受け入れざるを得なかった者。
そこで物語に色がつく。
一番印象的なのは・・・他のも良い話なんだが・・・浮浪者の親子の話だ。あれ、良いねぇ。




黒澤月間ということで亜流にも手を出している。アニメなんだが、その名も・・・

『サムライ 7』!!!!

七人の侍!
しかし、内容は時代劇のようで、そうではない。刀持った侍は出てくるが、ロボットも出てくるしサイボーグも出てくる。で、侍が巨大ロボット(サイボーグ?)を刀で真っ二つに斬る!(メチャクチャ・・・)
痛快である。

オタクっぽい観点から言うと、GONZOと言う団体が関わっている作品って時点でちょっと力入る。そして、メカデザインが小林誠って事で世代的に「おっ」て思うよね。“よね”って誰に同意を求めてるんだ、僕は・・・。嗚呼オタクだなぁ。こんなトコでカミングアウトしてどうするんだか。隠れヲタでいたかった・・・え?頭隠して尻隠さず?・・・あ、そう・・・
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by skullscafe | 2006-09-04 21:20 | 映画


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