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茨城文化的現状

かねてより話題にしているが、地元茨城での演劇活動。その活動を昇華させる場所を探さんと、ネットをうろつき回り、フリーペーパーを繰り、休みの日も外出するとキョロキョロしている。
今日、目星をつけたある市営施設に連絡をとった。
ネットで茨城の劇団がどんな所で公演をうっているのか調べていたら、その施設を使った前例がいくつかあったのだ。
大きさもよさそうだし、場所もいい。音楽や講演をメインにした作りのようで、照明は吊れなそうだし、舞台をどの程度作り込めるか分からないが、とりあえず見て相談してみようと思った。なんと言っても前例があるのだ。その時どんなふうにやっていたのかも聞いてみたい。
一度、実際に見てみたいので、と下見を申し出た。

ところが、

そこは音楽や講演会をする為の場所であり、演劇をやる場所ではないとの事。

フラットで舞台は無いし、照明を吊る場所も電源もない。客席も少ない、という。

僕たちはアマチュア劇団で広さは必要としないし、設備もそれほど立派なものは使わない旨、説明する。

しかし、

と、対応してくれた男性は言葉を繋ぐ。

ここは音楽や講演会をする為の場所であり演劇をやる場所ではない。と、また同じことを言う。

ネットで演劇の公演を行った例を見た事を告げる。だからこそ、連絡をとったのだと。

が、男性は聞いたことがない。ここは音楽や講演会をする為の場所であり演劇をやる場所ではないと更に繰り返す。

おかしな話である。
僕はネットで、その施設での演劇公演を写した写真も見ている。

では・・・

以前使えたのに今は使えなくなったと言う事ですか?
と聞いてみた。

そうですねぇ。
と、その男性は言う。

純粋に疑問が湧いたのでそれを口に出してみる。

それは何故ですか?

使えなくなった理由は何ですか?と聞いてみた。

すると
男性は演劇なんてやったなど聞いた事がない。
証拠があるならプリントアウトするなりして見せて欲しい。
大体ここは教育的施設でそんな所で・・・ブツブツ・・・どんな芝居をやるのか?
と男性は聞いてきた。

そんなアバンギャルドな芝居をするつもりは無い。普通の日常生活を舞台にした芝居をやりたいのだと答えると、

それはそうですよ、過激なものなど認められない。どんなものをやるかも分からないのに貸すことなど出来ない。他を当たってください。との事。

100%利用できないと言う事ですか?と聞く。

100%と言うことではない。今日は上司もいないし私では答えられない。

そういったことも含めて見学させてもらい、その際に色々条件などあれば相談したいのだ、と伝える。

見学はいつ来ても構わない。

では日曜日に・・・

日曜日はダメ。
日曜日は職員が交代で出ている。
平日ならいつでも良いですよ。

僕等は働いているし(職員の人が交代でもいるということなら・・・)日曜日に行きたいのですが、ダメですかねぇ。

ダメです。平日ならいつでも良いですよ。

・・・。
分かりました。もう一度こちらでも話し合います。


・・・終了。

・・・。

なんだろう。

このやり場のない怒りは。

まず第1に、応対してくれた男性は演劇に対して偏見、もしくは嫌悪感を抱いているように感じる。
演劇は数段高くなった舞台があり照明を吊るバトンがあり、ホリゾンライトがあり、客席は雛段になっていなければならない。音響も大きなスピーカーを使用し、オペ室は必ず必要である。

更に、
演劇の内容は必ず、わけの分からないことを叫んだりわめいたりし、裸になって暴れまわる、見ている側に非常に危険なものだ、とでも思っているかのようだ。
そして、そういったことをやろうとする人間は危険で見学するだけと言いながらそこを寝城に数日数ヶ月立て篭るのだ。もしくは見学だ、と建物に入った途端暴れまわり手辺りしだい備品を壊して回るのだ。

・・・そんな事をお考えなのだろうか。


また、間違いなく、そこは過去演劇に使用した例があるのだから、その上でダメならダメで明確に納得出来る答えが欲しい。
市民劇団として認可が必要なのか、条件を飲むことによって使用できる可能性はあるのか。
歩みより出来るか否かも論じず、一切聞く耳持たずでバッサリでは取り付く島もない。そんな仕打をされる覚えもない。
文化的施設を文化的に使いたいと希望をだしているだけの話だ。
どんな団体で、どんなものをやるのかなど聞いてから判断しても遅くは無いのではないか。僕はまずその可能性を探ろうとしたのに出鼻をくじかれたカッコウだ。

とにかく演劇に使っちゃ駄目。それが答えじゃないか。それで話はオシマイ。と言う人も中にはいるだろう。
僕は納得いかないが。

演劇をやるなど聞いたことがないと言う男性に僕はこうも言った。

茨城で演劇が盛んでないことも、その施設が音楽や講演会を主に行っていることも知っています。
知っている上で僕等は演劇をやる場所を探していて、そしてお願いをしているのです。
by skullscafe | 2006-10-03 21:21


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