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『エリ・エリ・レマ・サバクタニ 』

『エリ・エリ・レマ・サバクタニ 』
 ↑映画。
 作品的にどうなのかは、評価が分かれるところ。
 が、最近、mp3プレーヤーを買って、しょっちゅう音楽が聴ける環境が出来て、音楽を聴いてないと死んじゃうという設定が何となく実感として分かる。
 特に、音楽の何に詳しいと言うわけではないのだが、分かる。感覚として。言い換えれば“飢え”が分かる。音に対する飢え。
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by skullscafe | 2007-05-13 23:18 | 映画

『ゆれる』

 今日も今日とて映画を見よう。
 今日見た作品は『ゆれる』という作品。

 オダギリ・ジョーと香川照之が兄弟で競演している。おっと変換したら“共演”でなく“競演”と出たぞ・・・うん。間違いじゃないから良いんじゃないかな。

 今回、見て思ったのは、

“余計な前情報持ちながら映画見るの、ダメかも”

 ・・・だ。

 もう、前情報で吊橋での出来事がキーになる事が分かっており、その後、裁判の中で兄弟の関係がどうなるのかが、ミソというところまで知ってしまっているので、もう冒頭から息苦しくてしょうがない。ああ、もう早く吊橋行って。なんて思ってしまう。そんな幸せそうな・・・やめて!なんて思ってしまう。
 もともと僕は恋愛ドラマなんか見ていても、例えば、主人公が浮気相手と道端でチューしていて、向こうから彼女がやってくるというシーンなどでも、もう見てられなくなる。ああ!何をのうのうとブチュブチュやってるんだよ!彼女来ちまうぞ!ああ!ああもう!彼女は彼女で、そこ真っ直ぐ行くと浮気の現場見ちまうだろ!ああ、嫌だ!もう!こんな辛い思いをするくらいなら見ない!
 もう“「志村~!後ろ~!」状態”。
 そんなノリになってしまう。そこがドラマチックで面白いんだろうけれど、ダメなのだ心臓に悪い。
 で、今回も前半戦、息苦しくて仕方なかった。途中見るのやめようかと思ったくらい。だから、余計な情報は先に仕入れず真っサラな状態で見たほうが良いのだ。本当は。じゃあ、前情報知ったら見なきゃ良い?そうはいかない。だって、面白い作品だって聞いたんだもん。前情報で。

 さて、作品としては。
 
 面白かった。

 ・・・。
 ややこしくて申し訳ないが・・・。
 何か良く分からないけれど、映画の匂いがする映画だった。古い映画じゃないけれど、古き時代の良質な日本映画を見ている感じ。きっとこの作品は何年経ってみても色あせないだろう。
 対比の仕方が上手い。(素人に上手いって言われてもアレだろうけれど・・・)
 弟のセックスシーンから兄がガソリンスタンドで働いているシーンとか(ベッドシーンから給油口にノズル突っ込むシーンへ移行する)、弟が売れっ子カメラマン、兄が田舎町のガソリンスタンドで働いていて、その父がガソリンスタンドを経営しているんだが、その父の兄が弁護士をやっているという、派手・地味の二重構造になっている(この分け方には異論もあるかもしれないが、この作品の中での僕の解釈は分かりやすく言えばこうなのだ)。
 役者も良い。特に香川照之。『北の零年』の時の悪人然とした役から、今回の脆くて崩れやすい誰にでもある弱さを持つ人の役から何でも演じ分ける人だ。かっこいい。
 
 『ゆれる』の題名どおり、色んなものが“ゆれる”。吊橋がゆれ、人間関係がゆれ、運命を誰が握っているかがゆれ、罪は誰にあるのかが“ゆれる”。そして、見ているこっちの気持ちがゆれる。
 裁判において誰が悪いかが裁かれるが、本当の罪はその埒外にあるのかもしれないと思った。そして、それはほんのちょっとした事で移り変わってしまうものなのだ。


 
 最近『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』という裁判傍聴マニアの本も読んでいるけれど、裁判、もっと興味持ったほうがいいかも。裁判員制度もこれから実施されるわけだし。自分の意見が裁判を左右することも起こりうる。

ゆれる
オダギリジョー / / バンダイビジュアル
ISBN : B000KIX658
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by skullscafe | 2007-05-06 22:40 | 映画