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Re:animation終了!

 新宿歌舞伎町初のレイヴが終わりました。

http://reanimation.jp/

 早い話が屋外DJイベントです。
 
 正午スタート時は人がまばらだったのでヒヤヒヤしましたが、終わってみれば、会場に800人?1000人?の動員数。USTで2000人が視聴。みたいです。USTで瞬間視聴人数世界一になったってホント?


 新宿は古い建物が取り壊され新しいキレイな建物が次々と出来ています。久しぶりにくると気後れするくらいです。
 その裏ではライブハウスがなくなりクラブがなくなり芝居小屋が消えています。シアタートップスもシアターアプルも何か三丁目のあそこら辺にあった劇場もなくなりました(劇場ばかり記憶にある)。

 何で文化の発信場所を潰していくのでしょうね。
 街がキレイになるのは結構ですけど失ったものも大きいと思います。
 上に挙げた無くなってしまった場所は街の匂いを作っていたのではないかなと思います。
 街がキレイになるとは無臭になる=個性が無くなることなんでしょうか。
 だとするなら寂しい話です。

 新宿というのは何かが生まれる街という印象があります。
 なんか、あるんです。そーゆー雰囲気が。
 僕の新宿の印象は芝居がベースにあるせいかもしれません。蜷川幸雄が活躍した街であり小劇団の登竜門的なシアタートップスがありその先には紀伊国屋ホールが待っています。
 それは他のジャンル、例えば音楽でもおなじような事がいえるんじゃないかと勝手に想像します。リキッドルームやローリングストーンがあってそれをキッカケに生まれ出てきたものがあると思います。

 とにかく新宿は文化を生み出す場所だったんじゃないかと思っていました。

 そんなこともあり、劇場やライブハウスが無くなっていくのは寂しいことだなと、下手したら街自体の力や魅力のようなものが無くなっていくんではないかと。そんな事を思っていました。


 そこに来てRe:animationが開催されました。

 アニメオタクの手による音楽イベント。
 商業的なイベントではありません。
 個人が個人を助けるように集まり形を成してきた個人発信のイベントです。
 強引に利益目的で作り出されたイベントではないです。
 皆が望み皆がそれを助け具現化し、それを皆が楽しみ、更に皆が次を望み、それに向けまた皆が動いていく…
 まるで夢で出来ているような奇跡的なイベントです。歪みない。
 久しぶりに新宿が生み出した文化の種のように思います。
 アニメと音楽の融合。この先何が起きるのか。
 もしかしたら僕等は歴史的瞬間に立ち会ったのではないか、そんな事を思ったりします。
 しかしまぁそんな事は先々の人々が判断することで。

 とにかく今日は楽しかったなって事で。


 個人的に…hideさんのプレイがとにかく最高でした。
 まるで教授と高橋幸宏と細野春臣が1人になってそこにいるような。

…ちょっと違うな…

や、とにかく最高でした。
by skullscafe | 2010-12-23 22:20


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